2013年10月05日

7日8日は、なぬかようか?(山号寺号より)

劇団チキンハートの公演にかかわらせていただいたのも二年前です。
そして今回また声をかけていただきました。

今回は前説です!!!ですが、普通の寄席より持ち時間が長かったりしますww これぞ落語家の前説!!っていうものをお見せしたいと思います。

はなしはそれますが、私はなぜ落語家になったのか。
一言で語るのは無理ですが、一番大きな理由は
「落語は最高のエンターテイメント」だと思ったからです。
そして古典落語の世界はとてつもなく奥深く、
先人たる名人上手には遠く及ばないことはもちろん自覚しております。
それは一生かかってやっていく、ゴールのないマラソンです。

そして、新作落語もやっております。これも古典に還ってくる作業であり
また落語家としての幅を拡げるものと思います。

芝居にも出させていただきます。
落語お好きな方は
「芝居なんかやっている時間あったら落語の稽古しなさいよ」という方もたくさんおります。

しかし、私はいただいた話は極力受けるようにしております。
『断ることが謙虚なわけではない』というのもうちの師匠花緑の教えでもあります。

そして、このチキンハートさん。初日を観てきました。
とても笑えて、きちんと泣ける、心の中にずっしりと重たいものが産まれるお芝居でした。

彼らには夢があります。野心もあります。そして本当に面白いものをみんなで作っている自信もあります。

そんな人たちと同じものをつくるという時間が、いまの自分にはとても必要なことだと思うのです。

ですから、私はわずか三回の、しかも平日出番ですが、私を知っているたくさんの人に「巻き込まれてほしい」のです。

落語よりチケット代も高いですが、観にいらしてください!
新宿シアターモリエール。東口の大塚家具の近くです。
劇団員・関係者一同心よりお待ちしております。

2013年10月7日(月)、8日(火)
【ゲスト出演】劇団チキンハート公演「サラ金へおいでよ」
[会場] 新宿 シアターモリエール
[日程]
 @7日 19:00〜  8日 A14:00〜(平日割) B19:00〜
[キャスト]
 主宰 遠山雄  作・演出 大山晃一郎  プロデューサー 清弘樹  企画・原案 劇団チキンハート
 CAST
 日下有 石川崇 榎本桜 飛弾信也 佐藤智宏 長尾和紀 小椋大輔
 遠山雄 七海なな 栗林里莉 池島はる香 清水梓 中神一保
 國津紘子 岸本学 加納和可子 服部無双 酒井千寿 吉賀大史郎
 藤月美波(ダブルキャストA)
 佐々木唯(ダブルキャストB)
[料金] 4,000円、予約3,800円、平日割3,000円
[予約] 上記日程の@〜Bの番号で枚数を添えてご指定ください。
初花が責任を持って券を予約します。
 他、詳細はチキンハート公式サイト< http://www.g-chikenheart.net/4th.html >をご覧ください。
posted by 柳家初花 at 12:12| Comment(0) | 日記

2013年08月17日

四派合同ドラフト会議

8月16日は両国亭でエンチョウ寄席でした。
後輩の三遊亭橘也くんと三遊亭好の助くんから頼まれた企画で
「落語家ドラフト会議」というのをやりました。
これはもともと私が趣味のプロレスで「プロレスドラフト会議」というのを阿佐ヶ谷ロフトでやったのを
橘也くんが見に来てくれて、「これの落語家版をやりたいです」と温めていたものでした。

発起人としては是が非でも勝ちたいところでしたが。

結果は三位でした。残念でなりません。

尚この企画で誰が誰を選んだ等は、あの空間に居合わせた方だけの秘密ということにしておいてください。

そして、あの企画が続く以上は、内館牧子サン的に幹部の顔して参加していこうと思っています。


余談ですが、なんでエンチョウ寄席かというのは・・・15日までが両国亭の両国寄席で、その一日延長しているからエンチョウ寄席というのだそうです。
posted by 柳家初花 at 13:33| Comment(0) | 日記

2013年08月06日

「てやんでぃ」を再演します。

今年春に新宿タイニイアリスで全14回のロングラン公演を展開した「TOKYOてやんでぃ」舞台版が、
9日から11日までの三日間限定で再演します!!!

私は、今回「立花亭圓五楼」という売れっ子落語家の役をやらせていただきます。
寄席が大好きでメディアでも活躍する人気者という、まぁ・・・現実離れした(笑)役をいただいております。
役ありきで現実があとから追いつくということもあっていいと思います。

また、春みたからいいよ!っていうかた。実際春の公演は二時間半休みなしのモリモリ公演でしたが、
今回はかなりブラッシュアップしております!!ですので、面白いとこだけを凝縮したことになっております。興味を持たれた方はぜひ shoppana@hotmail.com までメールをお願いします。前売り料金でご覧いただけます。よろしくお願いいたします!

『TOKYOてやんでぃ』舞台版
原案:春風亭昇太(「悲しみにてやんでい」)
作:村木藤志郎

出演:西村晋弥(ex.シュノーケル)/村木藤志郎
高橋奈緒美/島優子/小栗由加藤田翔子
水科孝之/永井雅也/荒木太郎
徳永笑美里/松宮可奈/八木里望
伊藤克信/北田勝美/柳家初花/台所鬼〆 他

公演期間:2013年8月9日(金)〜11日(日)
会場:新宿タイニイアリス
料金:前売り4000円 当日4500円

初日9日のみ19時30分開演 10日・11日は14時と18時の二回公演。


*ちなみに10日はこれの昼夜の間に私は新宿二丁目から三丁目に移動して、末広亭で初花として高座をやってきます。芝居>本業>芝居の一日。貴重な経験です!
posted by 柳家初花 at 23:21| Comment(0) | 日記

2013年08月04日

ありがとう八十八番礼書 其の一「田園都市線」

ついつい放置しがちになっておりますブログではありますが、
まとまった創作意欲がわくころに各所からおしかりを請け、
滞ってしまっておりました。
そこで、穴埋め的に今回から記事を書くことにします。
その名も「ありがとう八十八番礼書」
四国八十八番札所というものをいつかしてみたいのですが、
物理的にも金銭的にも日程的にもなかなかできません。

そこで、まずは身の回りにあるものを擬人化して、
感謝することを書き溜めてみようとの気持ちから、この企画を始めます。
中長期的な展開を心がけてますが、また長いこと滞らないように気を付けます(><)

まず第一番、テーマは「田園都市線」

拝啓 田園都市線様
いつも私の足となってくれてありがとう!
私は物心ついた時から、ずっと今日までほとんどの時期を、
貴方に支えられて生きてきました。
健やかなる時も、苦しい時も悲しい時も、逃げたい時も、前向きな時も後ろ向きな時も。
ありとあらゆるときに、いつも貴方は私を前進させてくれました。

文字通り田園から都市までを結んでいるあなたは、とても人気者です。
朝は上り、夜は下りが圧倒的に人気があり、そのたびに私はもちろん沢山の人が肩身の狭い思いをします。
そんな重量にまけずあなたは務めて時間通りに動こうと頑張ってくれます。
朝はまだまだ遅れることもありますが、夜の定時進行率の高さはなかなかだと思います。
沢山の人がいちどきに動くことによって決していい気持ちの人ばかりではありませんが、
そんななかでも必死に動いてくれて、ありがとう。

もしあなたがいなかったらと思うと、今の家にはとても住めません。不便でなりません。
そして、私みたいな不定期に動く人間にとってもうれしいのは、渋谷駅から終電が24時44分まであるということです。とても助かります。ありがとう。
噺家などという商売をしていると、川崎市民はとても遠いところからきているというイメージがあります。
しかし、そんなことはすくなくとも使っている私からは感じません。あなたのおかげです。

中央林間から南栗橋まで一本になった時にはとても驚きました。二時間半以上走り続けていることになりますね。
とても尊敬します。
伊勢崎線の先に仕事に行くことも多々あるので、助かります!
これからも半蔵門線さん、そして伊勢崎線さんと仲良くしてください!
いずれ間の半蔵門線も急行化されたらもっともっと便利になるのにとも思いますが、
半蔵門線の駅はどれも主要駅すぎて、もし急行になったら喧嘩がおきそうです。
そこへ行くと現在の田園都市線さん、あなたの急行のバランスはとてもいいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!
あなたに乗るときはとても安心してこれからも乗り続けます。ありがとう。
  敬具 平成二十五年八月三日 柳家初花 拝

posted by 柳家初花 at 01:04| Comment(0) | ありがとう八十八番礼書

2013年05月20日

合縁奇縁

4月の新宿の寄席にでているときに仕事用のホットメールに連絡がきました。

立教大学のある学生からでした。

文面はプライベートなことなので細かく書きませんが・・
自分はいままで将来やりたいこともなく大学受験をして立教大学にはいったが、
目標もなくなにしていいのかわからなかった。
そんな時に寄席で初花の「やかん」を聴いて、
世の中にこんなに面白いものがあるのか!!と感嘆したと。
そのままの勢いで落語研究会に入って新入生歓迎落語会でかけたいのですがネットの音源でいろいろと「やかん」を探したけどなかなかこれというのに出会えず…
今度初花さんが「やかん」をやるときに必ず行きますのでおしえていただけますか?
そして録音させていただけませんか?

という内容でした。

まぁ・・引っかかるものもありますが、純粋にここまで感動してくれたことは、
嬉しいことですよ。

それに対して、私はメールを返しました。
これも文面はプライベートなことなので細かく書きませんが・・
立教大学に行って教えてやる。でもみんなの前でやるなら自分のハードルも上がってしまうだろうから個人で教える。とはいえ勝手なことをしてしまうと新入生だし先輩方の風当たりもきつくなるだろうから、来れる生徒の前では別途落語をする。ギャラはいらないからお〜いお茶の一つでも用意しておけ。と。


かくして5月18日にいってきました。
寄席の出番のあとで時間が空いていたので待ち合わせの時間の一時間前に到着してしまいました。待ち合わせの時間にいってみると痩せ型で着崩れ激しく着物で立教大学の正門前でまっている子が一人。周りにいかにもオチケン顔の生徒が二人の三人組。完全にそれでした。

私にメールをくれた彼は、本当に・・・若い頃の田村和也(本名です)そっくりでした!(笑)


自分も何していいかわからないままに初めて行った落語会で落語にはまり
その勢いで落語研究会に入って、花緑の弟子になって早十四年目に。

お約束のお〜いお茶を貰って教室でさしで彼に稽古をつけました。
彼が落語と出会って、落語研究会に入って、私とメールをやりとりし、
私の前で落語をするまでわずか21日。かれの「やかん」は見事なもんでした。
負けた!って思いました。

この負けは落語を好きになってからの熱量の部分です。

そのあと研究会のみんなをあつめて「青菜」をやりました。
落語研究会にはいったものの生で落語を聴いたこともない新入生もたくさんいました。

終わってから学生たち数名と飲みに行ってきましたが、ファーストオーダーから最後まで日本酒をの彼に末恐ろしいものを感じました(新入生ですが彼は浪人してるのでお酒はOK!)

昔から気に入っている「おちけんっぽい高座名」の話しになったら
彼はその名前を欲しいと言ってきました

立教大学落語研究会で「夜逃屋札助」というやつをみかけたら
そいつがこのばかやろうです(笑)
posted by 柳家初花 at 11:29| Comment(0) | 日記

2013年03月02日

てやんでぃ

http://www.uwanosora.com/info/teya2013.html

演劇に参加させていただいております。
劇団チキンハートに続き、今回二年ぶりで人生二度目のいわゆる「舞台」です

一月のうわの空のおたわむれの会でおはなしをいただき、
二月いっぱい稽古をし、
三月の今日、ようやく最後のはなしが見えました!

そして、今回本当に・・・本当にいい役を頂いてしまいました(感涙)



それは、再演・再再演としていてしかも映画化までされている、
寄席が舞台の「てやんでぃ」シリーズに無いまったく新しい役な上に、しかも・・・

これ以上はネタバレになる!!!

とにかく、劇場で観ていただきたいです。

二月の稽古の段階では、私のなかの演じ方と演出に大きな隔たりがありました。
それは、私が落語家であることが大きな邪魔をしたことです。
楽屋を知る者としてふつうに考えたらそれはないだろう・・と思ってしまうのがあったからです。
しかし、ようやく終盤に近くなって、その整理がつきました。
そして、最後まで観て、絶対にチケット代を上回るおもしろさを保証できるようになりました!過去に客として観てこの舞台に救われました。そして、いま、この舞台に出ることによって救われています。

稽古の仕方からなにからとても勉強になります。
本当にワンシーン・ワンフレーズ細かく細かく研究しました。
そして、座長はじめほかの役者さんの素晴らしいところをいっぱい拝見できました。

落語を知らなくても、ましてや知っている人はもっと!
笑いアリ!何かアリ!になると思われます。

詳しくはWEBを見ていただきたいのですが、まずは今週は2日(土)3日(日)両方で6時開演です。
いらっしゃる方はチケット前売り対応にしますのでコメントメッセよろしくお願いします!
posted by 柳家初花 at 00:17| Comment(4) | 日記

2012年12月29日

柳家初花の“柳噺”試練の七番勝負 其の一無事終了

お陰様をもちまして、27日の三鷹・武蔵野芸能劇場の落語会を無事終えることができました。まことにありがとうございます。

本当に日の悪い中。ましてや廃業をかけての企画となり、
ご心配をおかけして日程を無理やり組んでくださった方。
遠く大阪から会のためだけにわざわざお越しくださったマイミクさん。
実際に文句を言いながらも最後まで客席にいてくださったかた。
たくさんの皆様の叱咤激励をうけて、今日ようやくの思いでお礼を書くことができます。

何度か推敲しましたが、今書きたいことは今書くべきことではないので、
全て消しました。

今はただただお礼が伝えられたら、それだけです。

落語家の先輩の稽古方法もいろいろあります。
「あげ」という教わった方の前で一度やる稽古をしないと絶対にかけられない人もいますが、それを嫌がるかたもいます。
どうしても「うどんや」は一度聴いてもらいたかったので、
ちょうど企画の趣旨にあったタイミングで喜多八師匠にお願いしました。

打ち上げで師匠に伺って、噺のポイントとその演出についてはなしあって
すごく腑に落ちるアドバイスをいただきました。
(九割関係ない話ですけど・・・笑)

喜多八師匠は「最初の酔っぱらいを臭くやることで人情噺みたいにする演出がきらい」
とおっしゃっていました。わたしもその通りだと思ったので、そこではなく噺のポイントを設定しました。

二番目の女性に「赤ん坊が寝たばかりだから、静かにしておくれよ」
と言われたあとのうどんやの感情を一番のポイントにしようと思いました。
そうしたつもりですと伝えると。師匠は「だとしたら今日のやり方ではちょっと女のセリフがきつい。もっとふつうにやったって十分に伝わる」と言われました。
たしかにつっけんどんに言い捨てたほうが気持ちは入るだろう。と思いました。
なので、次回やる際には気を付けようと思います。

「かもめ食堂」という映画があります。
なんてことない二時間の作品です。とくに盛り上がりもありません。
しかし見終わったあとに、すごく「普通のごはんと焼き魚と味噌汁が食べたい」
と思うのです。
あの要素が、古典落語うどんやにはあります。

お客様の感想に「うどんが食べたくなりました」と言ってくれたのが
とても嬉しかったです。それを聞けただけで私にとっては最高の褒め言葉です。

「くしゃみ講釈」というネタはやる場所やタイミングをある程度選びます。
この噺が来年たくさんかけられたら嬉しいです。
あんな下手くそなくしゃみ講釈であんなにたくさん笑ってくれて。
本当にお客様に助けられたと思いました。

2013年は自分が下手なりもっと一生懸命落語に向き合えたらと思っています。
きっと来年は今年以上に笑ってもらえると信じています。
聴いてくださった多くの皆様に。そしてなによりこれを読んでくださったあなたtに。
ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
posted by 柳家初花 at 01:50| Comment(0) | 日記

2012年12月17日

今回の選挙戦を2000年代のプロレス界に例えてみる

 2012年12月16日 日本はまた歴史的な政権交代劇を発生させました。

この結果についてこのブログでとやかく言うこともしませんし、
自分の立場をわきまえて「よかった」とか「だめだ」とかは言いたくありませんが・・・

日本人の国民性というものがよく反映された結果だとは思います。
信頼を得るのは大変。失うのは一瞬。


四年前の選挙の際に、ある私の尊敬する文化人のかたと飲みながら聴かせていただいたはなしが
とても印象的なので、ここに残しておきます。

たとえば、事務所でも自宅でもいいですが。ずっと同じところに家具を配置し書類をおけば
隅にホコリがたまって蜘蛛の巣ができたりします。

ずっと同じ役職を同じ人がしきったりしていると
要領をおぼえて手を抜いたり不正を働いたりする可能性が出てきます。

そう言った意味では民主は自民のいいお掃除役にはなったのかもしれません。

「また四年前に逆戻り」という論調も多いですが、まったく同じというわけにはいかないでしょう。
ともあれ、議席の面では偏りが生まれすぎですね。
どんなに優秀な人ばかり集めても、組織においては必ずリーダーシップをとってバリバリ働くのは
二割。それ以外普通六割。サボるのが二割という法則があるそうです。
2・6・2の法則というそうですね。
自民党だけで300の議席があるとすると単純に60人の議員は機能しないということになってしまいます。
これが恐ろしいことです。

さて、この記事のタイトルのはなしに戻ります。

「今回の選挙戦を2000年代のプロレス界に例えてみる」

今回の私の選挙に関する疑問は「なぜ投票率が下がったのか?」ということです。
少なくともいくら政治不信とはいえ、自民独走状態以上に投票率の低下が今回の最大の危機だと思います。
それを、2000年ごろからのプロレス界の状態にたとえて考えてみましょう。
もしプロレスファンの野田『前』総理の目にとまったら、きっと腑に落ちてくれるのではと思っています。

私がプロレスを観だしたのは1993年からです。
時代はちょうど全日本プロレスが四天王時代。
新日本が闘魂三銃士と長州・藤波世代の切り替わりの時期でした。
さらにインディー団体の雄FMWが大仁田を中心に川崎球場のデスマッチ全盛時代でした。

2000年、メジャー団体の一つ、全日本プロレスが分裂しました。
馬場社長がなくなって、求心力がなくなったことによる団体の事実上の崩壊。
三沢光晴は新団体ノアをつくり、所属のほとんどが全日本から移籍。
馬場さんのころからの全日本ファンは失望とともにプロレスを見なくなったという人も多く、
業界全体のパワーは落ちました。

その頃には、インディーと呼ばれるたくさんの小団体が乱立し、
よほどのプロレスファンでもない限り、
「いまプロレス団体っていくつあるの?」というプロレス村外のひとの質問に答えることは
できなくなりました。
テレビのゴールデンタイムの娯楽だったものが、
なんだか一部の人が楽しむよくわからないものになりました。

プロレスリング・ノアの誕生によって、全日本プロレスは看板を維持する興行が打てなくなってきて
冬の時代を迎えました。深夜とはいえあった地上波の中継もなくなり、地上波のプロレス番組は
新日本の「ワールドプロレスリング」だけになりました。

一方で某レフリーの暴露本効果によって「プロレス=やらせ」という風評被害がプロレス村の外に
ついてしまい・・・(やらせ。八百長といった表現についてまた個人的に思うところがあるが別の機会に)
決して試合内容のクオリティーは下がっていませんが、人気は確実に下がっていました。

もちろん震災がなかったらという思いは民主には強いと思います。
でもそれだけではありません。
小沢分裂に伴う民主内部の崩壊。野田総理のぶら下がり取材拒否。
確実に政治家自体の人気・信頼が落ちている。
それが今回の決定的な投票率の低下です。

ずっとプロレスを観てきたファンにしたら、その当時もいいレスラーもいっぱいいましたし、
新日本のドームの集客やノアの武道館の集客の低下を歯がゆく思ったもんです。
なんで、こんなに素晴らしいものがこれしか関心持たれないのだろう。って。

ある選挙特番をみていて、民主が赤。自民が青。第三党になった維新が緑という色をつかっていて。
実にプロレスの団体のイメージカラーと合致するところがこの考えに至ったきっかけです。

そのプロレス界も分裂直後と今とはかなり色合いが違います。
おそらく来年1月4日は新日本東京ドーム大会も全盛に負けない集客が見込まれています。
レスラーのみならずフロントも含めた地道な努力の賜物です。
インディーと呼ばれる団体からも素晴らしいレスラーがたくさん産まれています。
単に四年前に逆戻りと悲観することより、これからうまれる新しいアングルに期待したいところです。
posted by 柳家初花 at 22:34| Comment(0) | 日記

2012年12月14日

柳噺試練の七番勝負

2012年12月27日(木)
柳家初花の柳噺試練の七番勝負〜其の一

[開演] 18:40 
[会場] 武蔵野芸能劇場
 JR三鷹駅徒歩1分。駅のホームから見えます
[番組] 初花「うどん屋」「くしゃみ講釈」 ゲスト:柳家喜多八
[料金]1800円(前売り・当日)
[問合] 初花事務所 shoppana@hotmail.com

※柳家の根多とされている古典落語のなかから毎回二席勝負します。
一門の真打の師匠の胸を借ります。
初回のゲストは小三治師匠の一門の知性派喜多八師匠!


全七回を予定はしておりますが、その予定はあくまで予定です。自分で納得のいく水準の「高座」と「集客」に満たないときはこの会の開催だけではなく、噺家としてピリオドを打つことにしました。
真打目指しての会なので、真打になる資格がないと判断した場合今後の落語界のために潔く身を引きます。
posted by 柳家初花 at 12:44| Comment(0) | 日記

2012年12月12日

応援していただいている皆様へ

突然ですが姓名判断です。
古いパソコンを調べていたら、昔出てきたデータがのこってました。
芸名と本名と両方残っていたのですが、面白いので残しておきます。

柳家 初花 さんは・・・

■総画 「37画」

独立独行運―独立独行により個性が開花して成功する幸運数

●運をさらによくする秘訣
独自の才能を磨き続け、独立すること
心を開くようにしてストレスを貯めないこと

他 人に迎合することは嫌いで、自分の才能を信じて努力を重ねます。若いときは苦労することもありますが、地道に積み重ねた努力は開花して、安定した生活を送 ることができます。自己意識が強く、経験や自己努力のなかから独自の世界を確立していきますので、大きな社会の一員というより、独立することや、特別な役 割を担うことで運勢が開かれます。特殊な技術を身に付けることが必要です。旧い体質の組織の中では個性は埋もれてしまいます。孤独には強いので、一人でや る仕事や事業を立ち上げることが良いでしょう。


(適職)
研究者・デザイナー・特殊技能・個人として評価される仕事・自営業



田村 和也 さんは・・・

■総画 「23画」

一代成功運―未分野に挑戦し自力で運を大きく飛躍させる幸運数

●運をさらによくする秘訣
独創的なことで、自ら運を開くこと
成功を信じて、決してひるまないこと

優 れた生命力を持ち創造力豊かで、一代で成功を収め他人の上に立つことのできる強運の持ち主です。強すぎる自己意識とエネルギーは、他人から抑えつけられた りする辛い時期も経ますが、そんな下積みの時代の経験を経て苦労を受け止めることのできるあなたは、他人の曳いたレールの上を歩くよりも、ゼロから仕事を 立ち上げて成功させる人です。新しいことを提案し自ら責任を持って取り組むことによりガンガンと成功させ、目立たなかったあなたがあっという間に最上位ま で上り詰めます。決してひるんではいけません。


(適職)
新しいことに挑戦している会社・自分の腕だけで切り開いていける仕事・自営業



どちらもある意味落語家に向いていると言えなくもないんです。
私は落語家という仕事が天職だともおもったことありませんし、
才能に恵まれているわけでもなく努力の仕方すらもまだわかってません。

しかし、自分の「仕事を通じた自己実現」のためにもっとも適職なのが
落語家であることは間違えありません。


師匠にも「お前は決定的に落語家に向いていない。でもお前の自己実現の先が落語家なのだからそのためにできる限りの手助けはする」と言われております。

まあ、どちらも若い時は苦労すると書かれているので・・たぶんいまがその時だと言っていいんでしょう。
そして、いまよりちょっとだけ「もう少し自分を信じてあげよう」と思い
ブログを再開することにしました。
本当はいままで表現したいことがいっぱいありましたが、
あえてやめておりました。なのでこれからは仕事に限らずいろいろなことを
「発信」していきたいと思っております。
posted by 柳家初花 at 12:33| Comment(0) | 日記

2011年08月09日

[急告]初花 仙台独演会

2011年8月12日(金)
【会場】Caféand Bar Waterr
仙台市青葉区一番町1-11-20 2F

【開演】19時
【出演】柳家初花 他
【料金】無料(投げ銭あり)+別途1ドリンク
【主催】Caféand Bar Watter
【後援】株式会社 永大ハウス工業/有限会社 プラスプロ
【問合せ】Caféand Bar Waterr/090-2276-2093(佐藤)


私の石巻行きに際して、急遽落語会を開いていただきます。
もし仙台方面にお友達・お知り合いなどいらっしゃいましたら
拡散お願いいたします・・・。
posted by 柳家初花 at 16:42| Comment(0) | 日記

被災地支援の報告

過去二回の避難所の落語会と
石巻市の浜人寄席は
皆様からいただいた支援金でいかせていただいてます。

6月11日 浜人祭り経費

石巻往復交通費・ならびに太神楽鏡味仙次出演御礼
50000円



6月山田町経費

初花車ガソリン代・駐車料 15970
初音 経費(移動費・ガソリン代) 30000
キャンピングカー代 30000
備品代 10729
食費・生活雑費 7561
キャンドルイベント経費 2100

計   96360円


これに、本来お渡しするべきスタッフの四日間の最低生活費としての
4150円(よいごえん)×6人

が次回被災地支援が決定した際に支払われます。

現在のところは未定ですが、お金がたまり、さらに
協力者が得られた際にまた被災地支援公演に行く予定です。

今日からの石巻も交通費・宿泊費・復興費として
いただいた支援金から使わせていただきます。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

今回は初花一人で行ってまいります。


さらに、継続的に支援活動を行うことに際して
さまざまな形での協力者を募集しております。

支援金提供
あるいは支援寄席の開催
キャンドルイベントの企画・開催
などなど

よろしくお願いいたします


☆支援金協力いただいた方☆
(順不同・失念してしまったかたすいません、さらに乗るのが本意でない方、修正しますので連絡ください。)
マイミク様
kemo様 リリィ・Kさま 極実さま 多幸一さま ながちるさま 

愛媛県の落語会にいらした多くのお客様。スタッフの皆様。
キャンドルイベントにいらしたお客様。
らいじんでの落語会にいらしたお客様。

渡辺寧Qさま 師匠花緑 某お囃子さま(念のため非公開)
posted by 柳家初花 at 16:38| Comment(0) | 日記

2011年06月18日

岩手県山田町・宮城県南三陸にいきます

皆様へようやくご報告ができます。
6月26日から28日までの三日間、
またまたご縁あって岩手県・宮城県でいまもなお避難所での生活をされているかたに
落語を聴いていただいてまいります。


26日(日)

(時間未定)南三陸 ホテル観洋
【〒986-0766 宮城県本吉郡南三陸町志津川字黒崎99-17】

27日(月)

10時から  陸中海岸青少年の家 
【〒028-1371 岩手県下閉伊郡山田町船越2-42  TEL 0193-84-3311】
      
13時から  山田高校
【〒028-1361 岩手県下閉伊郡山田町織笠 8-6-2  TEL 0193-82-2637(事務室)】

28日(火)

10時から 織笠コミュニティーセンター
【〒028-1361  岩手県下閉伊郡山田町織笠第11地割93-3  TEL 0193-82-4884】

13時 山田北小学校 
【〒028-1321 岩手県下閉伊郡山田町山田14-21 п@0193-82-9588】 

18時 山田南小学校
【〒028-1352 岩手県下閉伊郡山田町飯岡7‐28‐2 0193-82-9581】 

計6箇所、約1000人以上対象。

つきましては、物資ならびに支援金の協力をいただける方を募集します。


物資といいましても、避難所ではすでにほとんど一般的に
思いつく限りの物資はそろっております。

夏服なども心配しておりましたが、多くの皆様の支援で
すでに「避難所内では・・」必要以上の生活用品がそろってまいりました。

しかしながら、住居が「半壊」で避難所にいれてもらえず
全国から届く物資ももらえないという方が沢山いるのも事実です。

そのかたのために何かしたい気持ち、たくさんあります。
しかし、物理的にそこまでは私は不可能です。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

の言葉にあるように、無理のしすぎはしていなかったことと同じとなります。

ですから、物資も今回は持っていけるものを絞らせていただきます。

今、避難所の人たちが必要としているもの。


虫除け


先日、6・11、震災から三ヶ月のこの日に石巻のほうへいってきました。
そこで伺っていたとおり、現在の被災地では、たくさんの虫がわいてきています!
仮設トイレのにおいもはなはだしく、トイレで息をすると虫が入ってきそうになります。
そこで、出発日前日の4月24日にイベントを行います。
東京近郊で「なにかしたいけど、なにもできない・・・もどかしい」
とお思いのかた、ぜひ、こちらにお越しください!



☆落語界初!キャンドルつくらナイト!☆

日本ニコニコ化プロジェクト スピンオフ企画
落語界初の[キャンドルつくらナイト!]〜ろうそくができるまで〜

この落語会は被災地の皆様に虫除けを提供するために、
虫除けに効果的といわれるろうそくを参加者全員で作成。
『真打』という言葉の語源になったろうそくを噺家とつくり、
蝋が固まるまでの間に、お手伝いいただいた皆様の労をねぎらうべく。
真打・古今亭駿菊と、真打を目指す二つ目・柳家初花が落語をします。

作成したろうそくは、柳家初花が責任をもって
26日から岩手県山田町、宮城県南三陸等の避難所に届けます。

【日時】6月24日金曜日 18時30分から
【会場】橋戸稲荷神社 足立区千住橋戸町25-1
http://www.tesshow.jp/adachi/shrine_senju_hashido.html
【参加費】2000円(但し:経費・打ち上げ代として)+支援金(随意)

必ず前日までにご予約ください!!

※同時に参加される方のご自宅用も作成できますので、
その際は容器となるビンをご持参ください!

18:30〜 慰問報告会 初花 4月の石巻・名取 駿菊 5月のいわき市
18:50〜 レモングラス虫除けろうそくの作成会
間で初花・駿菊が落語を一席ずつ申し上げます。
打ち上げ 親睦会あり。
初花はその日のうちに、車で宮城へ旅だちます。

参加ご希望の方は、shoppana@hotmail.com まで
あるいはtwitter @shoppanayanagi8 をつけてメッセージください
posted by 柳家初花 at 17:41| Comment(0) | 日記

2011年05月21日

石巻・名取の記録 その1 チーム編成編(超長文)

出発から一ヶ月ちかくたちましたが、皆様のご協力のおかげで行かせて頂いた
名取・石巻慰問。

記録を残していきます。

まず、行くことに決まったのが、4月12日。
すぐに落語だけでは厳しいと思い、協力を求めたのが、らいじん寄席の席亭であり
ミュージシャンの太田美知彦さん!

このおかた、実は演歌から子供向けアニメまでさまざまな曲を作曲していて
代表的なものは本田美奈子さんの「つばさ」や氷川きよしくんの「初恋列車」
さらに「はじめてのアコム〜」のあの曲まで・・・

落語の前座!と考えるにはおこがましい限りですが、
避難所にいらっしゃるかたの層をなんとなく考えたとき
この方につかんでいただいたらどれだけ心強いか。

だめもとで頼んでみたら二つ返事でOK!!

さらに「手ぶらではいけないよね」ということでも考えがまとまり、
どのような物資を持っていったらよいかを会議して
すぐに「本」「子供向けおもちゃ」「新しい服」「生活用品」
などと柱を立てました。

私の母校のサレジオ学院にお願いをし、
「辞書のあまりがあればいただけませんか?
確実に必要で確実に買えないだろうものだから」
とお願いしたところ、
和英・英和・漢和・国語・古語問わず150冊以上!提供していただきました。

私が石巻の伊藤さんに訊いて
「お酒はどうですか?」
といったら
「漁師町なので喜ぶと思います」
といわれたので、早速四谷のスリースレッドという飲み屋さんにお願いをして
ビアサーバーを提供していただきました。

さらにそことの繋がりもある私の友人が
蔵元さんで蔵住まいをして酒を作っているかたがいたので
その彼にお願いしたところ協力します!とのこと。

すでにこの時点でかなりの物資。

キャンピングカーがあると便利!と思いましたが
太田さんはもちろん私の知り合いにも持っているかたはいません。
私のいきつけのお店n.の店長にも声をかけて
車を貸してくださるかたも見つかりました。

そこから私のマイミクで渋谷のクラブイベントで知り合ったYちゃんが
全行程参加してくれるとのうれしい知らせ!
Yちゃんは岩手県宮古市出身。自身も事実上身内被災者なわけです。
女性スタッフは本当に必要としてました。
どのようなかたちで避難所で物資をくばれるかなんてイメージもなかったですが
たとえば男だけのスタッフでいったら、生理用品はくばれません。
さらに、避難所の子供のケアを考えると
女の子がいたほうが絶対にうまくいく!と思っていました。

Yちゃんにもそのとき必要としているものをいろいろ伝えてみた結果、
なんと彼女の友達であるところのKさんが車の運転ができてボランティア経験がある。
さらに、もしかしたらキャンピングカーが借りられるかもしれない!という!奇跡。

私とメキシコで同じ釜の飯を食った太神楽の鏡味仙次さんも、
たまたま仕事が入っていないと全行程参加を決めてくれました。
仙次さんの提案で避難所に和傘と紙風船をあげたいということで
それを浅草に買いに行きました。
さらに合羽橋で備品等を購入。こういったものに支援金を使わせていただきました。

さらに車の運転できるスタッフを探していたところ
太田さんのサポートをしてくれるNさんが追加で協力してくれることがきまりました。
Nさんも阪神淡路を経験したという被災者の先輩?ということがあとあとわかりました。
これで全部で演者三人、裏方三人の六人編成に決まりました。

さらに、お願いした物資もたくさん手に入りましたし、
お願いしていないものまでたくさん・・・すでにこの時点で車で全部運ぶのは無理。
うちの父親の建築関係の会社も社員・下請けさんともども強力してくれて
たくさんの物資と支援金を提供していただきました。

きっかけを作ってくれた番ブラ寄席のハンバーグレストランHACHIの店長、角田さんに
状況を訊いたら名取市にある別店舗は平気で営業もしているとのこと。

それで、「もし物資をそちらに送ったら管理していただけますか?」という
なかなかに無理なお願いにも快く引き受けてくれました。

請合ったときには、HACHI店長角田さんも、
こんなに物資が届くとはおもいもよらなかったでしょうが・・・。


東京から  車六台分
新品・古着問わず洋服たくさん・靴・子供用おもちゃ・古本・絵本・辞書・
御菓子(焼き菓子・駄菓子)・水・食料・酒
生活用品・生理用品・缶詰・レトルト食品・我々スタッフ最低限の食料  etc・・・

名取へ
一升瓶108本(姫路の蔵元9社)
さらに一ケース(埼玉幸手市のすみび茶屋)
奈良・京都方面の焼き菓子 フィナンシェ・マドレーヌ等2000個!!
御菓子・レトルトカレー  etc・・・


我々の六人だけでは車三台しかなく
結果的にツイッターで呼びかけていた運転一往復のみというスタッフとして
スリースレットの常連さんが協力してくれ、そのかたの車としてn.の店長の知り合いさんの
提供してくれた車をお借りできました。
さらにネットの「100社見積もり」という輸送業者を探すサイトで条件を出したところ
群馬県の個人経営の赤帽さんが往復12000円でいいよ!といってくれました。
この時点で五台なのですが、それでも足りないかも・・・とないてみたところ
さらにもう一台を予算の範囲でやります!ともう1台つれてきてくれました。

本当ならもっとも予算を食う部分の高速料金ですが、
キャンピングカーの運転を請合ってくれる初対面のKさんに指示を受け
「災害派遣」という制度があると教わりました。
役所から「この車は災害派遣で来ているくるまですよ〜」という証明をとれれば
高速料金が只になる!!というではありませんか!!

その代わりナンバーなどをすべて控えて役所に提出するのですが。
後になって考えてみたら1台あたり往復で20000円ちかくかかる高速代が浮いたのは
本当にありがたいことだと思いました。

私以外の人たちはほとんど初対面同士。
さらに座長である私ですら初対面の人がいる。
さらに座長が金も知名度もない噺家。
Yちゃん以外みんな年上をまとめないといけないという状態ではありましたが。
目的はひとつ。被災された方たちに少しでも娯楽を!というこの気持ちだけで集まりました。


出発の24日。経堂の「さばの湯」さんで落語会をして
無理やり「壮行会」かたがたイベントを打ちました。
そこでは二丁拳銃・小堀のおにいさんにも協力してもらいました!!
ふらふらになるであろうにもかかわらずこのイベントを企画してよかったと思ったのは、
やはり支援金がかかる会場費の二倍くらいの純利益があったこと。
そして、テンションを保ったまま深夜の高速を走ることができたこと。


しかし、さすがに独演会をひとつこなしてからの深夜高速はとてもきつく。
途中ハンドルを握りながら意識が飛びました。死にかけました!!まじで。
仙次さんは助手席で一睡もせず、ずっと私を笑わしお互い馬鹿話をして
盛り上げてくれました。

ミクシーでのやり取りだけでマイミクさんであるかたから現金を直接送っていただいたり
ほとんどの人が知り合いの知り合いみたいな状況で、それでも力を貸してくれたかたが
あまりにもたくさん現れて驚きました。
以前、師匠に震災に対するこの状況で私なりにできそうなことを考え、
「私は頭をさげることしかできません」と言ったときに
「お前、それじゃあまりにも情けないだろう」と叱咤されましたが・・・。
本当に頭を下げるだけでこんなにもたくさんの人的・物的・金銭的・精神的支援を
皆様から頂きました。高速で事故っているわけにもいきません(笑)
車を借りてきてくれて名取まで一往復というAさんには悪いから帰ってもらおうかと
一瞬思いましたが、やはり来てくれて助かりました。
五台で行っていたとしたらバックミラーも見れず、運転があまりに危険だったろうから。

途中休憩とりながら、宮城入りしたのは翌朝7時。そして
最初の避難所である宮城県館腰小学校に入ったのが8時でした。
高速を降りてしばらくはあまり実感がありませんでしたが
少し細い路に入って住宅街に差し掛かると徐々に被災地の現実がわかりました。
ぼこぼこの地面。壊れた民家。そして、屋根が落ちてブルーシートで覆われた家。
館腰小学校の駐車場に到着してからは、また別の日記で。
posted by 柳家初花 at 23:37| Comment(0) | 日記

2011年04月22日

石巻市・名取市に行ってきます。

石巻市と名取市に25日から29日まで行ってきます。
きっかけは約束でした。

多かれ少なかれ「約束」ってしますよね。
自分自身への「約束」
大事な友達への「約束」
ときにそれが「社交辞令」であり、また「とりつくろい」になってしまう約束も
たぶん多いと思いますが。

他人との約束の場合それが守れたときは、たぶん守ってもらえたほう以上に
守ることができた自分のほうがうれしかったりします。

そして今回ほど、下手をすると「社交辞令」になりかねない
「約束」が守れることがうれしかったことはありません。

2月20日仙台で行われた番ブラ寄席
終演後にお客様の伊藤さんというかたとはなしをしました。
彼はその会場でありレストランである「グリルHACHI」に牡蠣を仕入れている
養殖業のかた。

彼「うちの船でバーベキューできるんですよ。ぜひ石巻来てくださいよ!」
花「本当ですか!仲間大勢つれていきますよ!」

そのまま帰郷しましたが、3月11日を迎えました。

ずっと気になっていました。
どうなっただろうって。
連絡はできませんでした。

4月をむかえ、「グリルHACHI」の店長さんにご存命であることはきけました。
安心はしましたが、きっと今連絡をとっても大変だろう。
電力も貴重であろうに、ほかにたくさん連絡を取るべき人がいるだろう。

そう勝手に思い込んでいた数日後、4月12日初花ホームページにこのようなメールが来ました。

以下原文ママ。



初花さん

元気ですか?

2月仙台の番ブラ寄席でご一緒に会食させて頂いた

石巻で牡蠣の養殖をしている伊藤です。

先月の大震災で自宅と加工場と船も何もかも海へ流されて

なにもかも無くなりましたが命だけは、あります。

今年の春、暖かくなったら、船上で

バーベキュウを楽しみたいと思ってたのですが

出来なくなりましたが、少しでもはやく街と漁業の復興をはたせる様に

命を掛けて頑張ってますので楽しみに待っていただければとおもいます。

今、子供たちの為にいろいろとボランティアをしてるのですが

もし、よければ被災した子供たちとお年寄りへお笑いを届けてあげれたらと

考えてました。

よろしくお願いします。





このようなメールを頂き、涙がでました。
一番に思ったのは、「約束が守れるんだ!」という喜びでした。
もちろんお金をとっていくわけには行きませんのでボランティアです。
しかしボランティアという言葉を使うつもりはありません。
表向きボランティアという言葉を使わないといろいろややこしいのですが、
これがボランティアだとしたらこんな失礼な話はない。
主催者さんからお金をとらないだけで
おかげさまでたくさんの皆様の協力によって普通の落語会と同じようにしてきます。
支援物資もたくさんあつまり、もはや積みきれないくらいいただいてしまいました。
交通費、ガソリン代などは皆様の支度金で捻出できています。
荷物を積みきれなかったぶんも業者にお願いして、格安で運んでもらいます。
それ以上にあるお金に関しては、本当にわずかですが極力東北の経済活動を回し、
向こうでやっているお店のものを買ってものの届かない地区に運びます。
あと、兵庫の蔵元のかたや四谷のスリースレットさん、宮崎台のn.さんなど
いきつけの飲み屋さんや飲み仲間の協力あって、お酒も振舞ってくることができます。

そして、今回のこの私の我侭につきあってくれる仲間がいて
即席でチームを組めたことです。

ミュージシャンの太田美知彦さん
太神楽の鏡味仙次さん
そしてマイミクのゆっこちゃんとそのお友達、かめちゃん

ほとんどがだれか一人しかしらない・・・あるいは初対面というチームです。
思い起こせば、2月20日仙台に落語をしに行った日、ゆっこちゃんも仙台にいました。

最初の約束とみっつ違う点がでてきました。
ひとつめは、落語をすること・・・正しくは、落語ができること。
ふたつめは、船でバーベキューはできなくなったこと。
みっつめは、「仲間大勢つれていきますよ」の仲間の意味合いがかわってしまったこと。
今回の震災がつなげてくれた、新しい仲間であるということです。


今回、私が約束を守れること、本当に喜ばしいです。
ですが、まだ船でバーベキューをできるわけではありません。
伊藤さんがバーベキューの船をだしてくれるように立て直すまで、
私はまだ彼への支援を続けます。
そして、私以外の皆様も新たな縁が広がることを、期待します。

かなり過酷なスケジュールではありますが、
中学校一箇所が決まったら、ほかにも名取市などで
「うちにもきてほしい」というはなしになりました。

一日一箇所ないし二箇所ですが、全部ゼロから会場作りをし、
空いた時間は現地の人の少しでも役に立てるようなことをしてきます。

できる限り市役所にも周り、現状を踏まえ
これから私だけでなくたくさんの落語家で有志のものが周れるように、
準備してこようと思います。


ご協力いただいた皆様に感謝します。
私には経済力はあまりありませんが、人財力に恵まれていたと実感できました!
posted by 柳家初花 at 08:46| Comment(3) | 日記

2011年03月14日

とある暇すぎる二つ目の叫び

本当に久しぶりにこの公式ブログを更新しています。
とある事情があり、長いこと放置してしまいました。
はじめにその最中にも観てくださっていた多くの方にお詫びします。
また、このたびの東日本大地震において多くの皆様が犠牲になりました。
深く哀悼の意を表します。

このたびの地震にともない私の今月出演予定三件が中止となりました。

実は、今月の高座はこれでおしまい。

もう、次は4月3日までありません。


現在の私の貯金額は、5万円です。
これで今月は過ごさねばなりません。
もちろん月末には各種払いも控えております。
あと今月引越しを控えているのでお金が必要です。
「この最中にパチンコに行くなんて!」というひとがいますが、
パチンコでもしないと生活できない層の人は私だけではありません。
(また、こんなときだからだすんじゃねぇ?って思うのが人情です。業ってやつです・・いってませんけど)


今回の地震はもちろん日本中、そしてほとんど世界中といっていいほど
初めての経験であり、いまこそ日本中が試されているときだと思います。

試練というのは、それを乗り越えられる人にしか与えられないといいます。
つまり、この苦境を乗り越えられるのは日本だけだからこそ
われわれの身にふりかかったんだと。

こういったことを書くと「実際に私の家族は被害にあっているんだ!」
とお叱りの方いらっしゃるかもわかりませんが・・・
私も友人、仕事仲間連絡がついていません。
けど信じています。


今回の日記をかいたのは、被災後四日経つ現在の時流を見た上で、
あくまで個人的に気になることを列記しておこうと思ったのです。
もちろん「それは違う」と否定されるところもでるでしょう。
また共感していただける部分もあるとおもいます。
ご意見は遠慮なくおかきください。
そして、私のような落語家風情にどれだけの影響力があるかわかりませんが、
是非ご一読ください。



[余震について]
予断を許さない状況が続いています。
私は最初の地震で停電六時間半。
夜は布団の中で震えていました。寒かった。
反省点としては本当の停電はラジオもきかれない。
手回しラジオも必要だと思った。
あと乾電池、あって困ることはない。
オール電化の家はやはり危険だから、やめておこう。

[インターネットとの付き合い方について]
ミクシー、ツイッターは本当に役に立ちました!
誰かとつながっていると感じるだけでとても安心。
でも、誰もが情報を発信できる時代。
たくさんの情報を発信すると、素人でも大手マスコミと競っているような・・・
そういう錯覚も覚える。
とても危険。
『良かれと思って情報のバケツリレーをしたら中に水ではなくガソリンが入っている場合がある』
ラジオできいたお言葉。
またあまりに沢山の情報をおくると、いい情報でも結局それがどこにあるのかわからない場合も。
気をつけよう。

[生活用品の売り切れ続出について]
このような自体になって、すくなくとも自分の家にはお米や沢山のトイレットペーパーを
買っておきたいというのはわかる。
でも、今この瞬間に仮に震度7の地震が起こったとき、
あなたの家が大きく崩れ、それを持って逃げ出せますかってことです。
米10キロ抱えペットボトルケースで抱え紙やら現金やら通帳やら抱えて車もってでれますか?
テレビであの津波に飲まれたところの映像を見たら、明らかです。
それよりも、そのものが「なくてはいけないところ」にそれがある
ほうがよほど「安心」ではありませんか?ってこと。強く思います。
必要以上の買占めは泥棒に並ぶ行為です。

[募金について]
募金をすることが必ずしも最大の正義である、とはかぎりません!

もちろん沢山お金に余裕があるひとがするぶんにはかまいませんし、
たとえアルバイトで稼いだお金で100円だけでも!という分にはおおいに正義だとおもいます。
『僕も苦しいけど飲み代や娯楽を控えてその分募金に廻そう!』という発想は危険です。
また政府の発表で『無駄な外出は控える』という話がありますが、それも危険です。
僕は外出・外食をすすめます。
自分の家の近所にどういう人たちが住んでいて、どこになにがある。
意外と知らないとおもいます。また歩いているあいだはお金もかかりません。節電です。
また外食産業に代表される個人経営の店に知り合いも多いですが、
彼らの店にお客様が入らないと、首都圏でも経営難で倒産という可能性があります。
これは立派な二次災害です。またほかの仕事も減っていくでしょう。
飲み屋に行けば情報交換にもなります。

[落語について]
本日の鈴本昼席は10人も入らなかったそうです。
・・・あたりまえ。
このさなかに、普通に演芸を商売にして成立するわけありません。
もちろんこんな時代に笑いがいるという説もあります。
それは今、CDでもインターネットのポッドキャストでもできます。
噺家も人間、お客様も人間。客がすくなければいい噺は産まれません。
寄席に人が集まるには、木戸銭自由にして完全に有事対応プログラム
これる噺家はきて、何分でも何をやるかもわからない。
という状況ならきっと比較的身辺が安全で笑いを求めるお客様によって
寄席も盛り上がると思いますが・・・、寄席を経営しているひとがそんな柔軟な
対応ができるとは思えません。
もしそうなれば、私は出演者でも、前座さんがこられない状況ならタテ前座でもやります。
お客様だって自分が笑って助かる人がいるなら、後ろめたくなく客席に集まるでしょう。
善処してほしいです。



長文失礼しました。コメントを書く余力のあるかたはご意見ください。
考えることは生きていく上で必要なことです。
posted by 柳家初花 at 18:20| Comment(0) | 日記

2009年06月20日

6月の予定 あれやこれや

23日 洋楽寄席  司会兼落語一席
開演:18時30分
会場:東響クラシック・スペース★100
出演:八人の演奏家の皆様 初花
料金おとな3,300円 こども2,000円
(シドメンバーズクラブ会員割引あり)
ご予約・お問い合せ シド 03-3465-6115

24日 巣鴨信金寄席
開演:11時30分〜 1330分〜
会場:巣鴨信用金庫本店三階 おもてなし処
出演:初花 志ん八
料金:無料!


25日 池袋夜の部 吉窓師匠独演会
開演:18時
会場:池袋演芸場
出演:吉窓 初花 ほか


27日 むさしの村
開演:14時
会場:むさしの村<埼玉県加須市>
出演:初花 花いち
料金:2000円(軽食・お茶付)

28日 鈴本早朝寄席
開演:10時
会場:鈴本演芸場
出演:天どん・金兵衛・初花・左吉
料金:500円
30日 池袋二つ目勉強会 「出来心」

30日 池袋演芸場 二つ目勉強会
開演:18時
会場:池袋演芸場
番組:
「出来心」   柳家 初花
「夢の酒」   金原亭 小駒
「小間物屋政談」  鈴々舎 風車
   お仲入り
「代書屋」   春風亭 一之輔
「ねずみ」   三遊亭 時松

料金:1000円


どうして、ないときはまったくないのに、あるときは固まるのでしょう・・・
ありがたやありがたや。

ほとんど勉強会です。
たくさん勉強させていただきます。
posted by 柳家初花 at 01:36| Comment(0) | 日記

2009年06月13日

初花×華高座

[経路] JR横浜駅西口徒歩10分、または相鉄平沼橋駅より徒歩7分 岡野交差点近く
[地図] http://www.mars.dti.ne.jp/~sea-gull/douraku/hanakozamap.htm
[木戸]:前売1,500円 当日1,800円
[出演]:馬吉 初花 神田春陽
[問合]:090-2747-4461 佐藤 



前座のころからお世話になっておりました、神奈川県になんらかの縁のある人の会、
神奈川華高座に、久しぶりに出演させていただきます。

落語馬花の馬吉さんとの二人会、どうぞよろしくお願いします!



さて、昨日は落語協会ホームページ委員会の会議。

円朝まつりのホームページ委員会のブースの企画が決まりました!

とてもホームページ委員会らしい企画だと思います。
今年は8月9日の日曜日ですよ。谷中全生庵ですよ!奥さん!
posted by 柳家初花 at 17:01| Comment(0) | 日記

2009年05月29日

白鶴寄席 ミニ

5月29日の しょっぱな です


昨日は「白鶴寄席 ミニ」という落語会にゲスト出演させてもらいました。

立川志らら 立川志の八 という立川流二つ目のお二人のレギュラーの落語会としてスタートし、今回が第一回ということで、
「ショッパナ」という名前だけで呼んでもらいました!

それにしても「ミニ」がつく落語会って珍しい・・・



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銀座の真ん中、五丁目にある白鶴の東京支社ビルの六階、
20090528174458.jpg

楽屋からみるとこんな感じ。
歌舞伎座を上から見るなんてなんていう経験でしょうか。



銀座スタイルという場所でキャパ100人のホールでやらせてもらったんですが。雨の中たくさんのお客様!

それもそのはず、初回特価としてなんと500円!!


そして、この会は毎回テーマが決まっていて、
そのテーマに沿った噺をという指定でした。

今回のテーマは江戸の野菜!
「青菜」を口演させてもらいました。




しかもこの会を「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で
高田先生が宣伝していただき、
私の名前を言っていただいたとか。。。



長く続いてまた呼んでいただきたい!


次回は7月28日だそうです。
posted by 柳家初花 at 10:04| Comment(2) | 日記

2009年05月26日

結婚式シーズン

季節季節によってお仕事の種類は異なりますが、
この時期に二つのお仕事が一週間違いで舞い込んでまいりました。
まずは17日日曜日

片方は古くからのお付き合いのお友達。
私の手ぬぐいを染めていただいている先生のお弟子さんの結婚式。

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その司会をやらせていただきました。

噺家として、二つ目になって初めて司会したのは
やはりこの手ぬぐいを染めていただいている先生の
関係のかただったのですが、
そのときの司会を観て、「自分が式をあげるときには
司会は初花に!」と思ってくれていたとのことで。

場所は新丸ビルのレストランで、創作和食のおいしいお店。

レストランウエディングではありましたが、
しっかりとした本式の様相でお届けしました。


新郎新婦ともに喜んでくれたようでなによりなんですが、
自分としてはもう少し
「ここをこうしたら…ああしたらよかった…」
というところが出てきてしまうものです。

ともあれ、お二人を取り巻く人たちの暖かさが伝わる
素敵な会になりました。



そしてその一週間後の24日も結婚式。
こちらは落語を余興としてやらせてもらいました。

しかも偶然といえば偶然ですが、
こちらの結婚式は場所もお隣の丸ビルで!

普通は結婚式の余興というとだいぶお酒も廻ってきた時間で
お客様の立ったり座ったりという移動も多いので
あまりお勧めしませんよ〜と言っていたのですが、
そこを新郎が取り計らってくださって、
乾杯の直後にやらせてもらいました。

なぞかけと寿限無で15分というプランでしたが、
最後までしっかりと笑ってくれるいいお客様でした。


結婚式も進行や司会者のかたがどういった司会をするのかが
気になって仕方なかったのですが、
この日の司会の方はプロのかた。

自分がその前の週の司会で
「ここをああすれば〜」といったところが
すべてフォローされていてすばらしいと思いました。
勉強させていただきました。


噺家を結婚式に呼ぶと、ご両家は最低三代は栄えるといいます。

本当です!!!・・・・・・・・か?笑


司会でも余興でもご相談ください。
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改めまして二組のご夫婦が末永く幸せに過ごせますよう。
posted by 柳家初花 at 14:53| Comment(0) | 日記
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